ボランティア考案の「アシスト瓦」全国に広がる、屋根の応急修繕に 大阪北部地震4年

産経ニュース
アシスト瓦が設置された建物の屋根=福島県新地町(災害救援レスキューアシスト提供)
アシスト瓦が設置された建物の屋根=福島県新地町(災害救援レスキューアシスト提供)

最大震度6弱を観測した大阪北部地震は18日、発生から4年を迎えた。同地震で住宅被害が6万棟を超えたことを受け、ボランティアが考案した「アシスト瓦」が近年、建物屋根の応急修繕に広く用いられている。段ボールとテープ、防水シートで簡単に製作できるのが特徴だ。簡単ながら雨漏りを防ぐのに効果的だといい、全国各地の被災地で高い評価を受けている。

大阪北部地震では、揺れに伴い多くの住宅で屋根瓦が脱落した。だが、修理費用は高額となるため、ブルーシートを張る建物が目立ったが、雨漏りをしっかり防ぐには高い技術が必要。耐久性にも課題があり、約2カ月半後の台風21号の強風では多くが吹き飛ばされた。

当時、瓦が落ちた屋根の修繕に当たった大阪府茨木市のNPO法人「災害救援レスキューアシスト」代表理事の中島武志さん(45)は「ブルーシートは丁寧に設置したとしても、半年程度しかもたない」と説明する。

アシスト瓦を紹介をする「災害救援レスキューアシスト」の中島武志代表理事。瓦にはイラストなどを描くこともできる=奈良県天理市
アシスト瓦を紹介をする「災害救援レスキューアシスト」の中島武志代表理事。瓦にはイラストなどを描くこともできる=奈良県天理市

そうした課題をクリアするために、ボランティアが考案したのがアシスト瓦だった。縦横30センチの段ボールを紫外線による劣化を防ぐ防水シートで包み、防水テープで固定する。

破損した瓦が数枚であれば、ブルーシートを張るよりもアシスト瓦の方が設置は簡単で、約3年間は効果が持続するという。シートに応援メッセージを書き込むこともできる。

メディアでも紹介され、全国の被災地で活用されるようになった。3年前の令和元年の台風15号で被害を受けた千葉県や、昨年と今年、2度にわたり福島県沖で起きた地震の被災地でも使われ、中島さん自身も現地に入って設置を手伝ったという。

中島さんは「災害で心が折れる人は少なくない。悩んでいる人を一人でも減らしたい」と話している。(格清政典)

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