駅や電車内での凶悪事件を防ごうと、大阪府警鉄道警察隊は17日、JR新大阪駅(大阪市淀川区)で不審者対応訓練を行った。新大阪駅の駅員も参加し、対応手順を確認した。
府警は昨年12月、電車内での刺傷事件が相次いだことを受けて在阪鉄道事業者15社などと駅や電車内の安全確保に関する協定を締結。協定には警察と事業者が合同で訓練を行うことが盛り込まれており、今回初めて実施された。
訓練は新大阪駅構内で男が刃物を振り回しているという想定で、駅員が警察に通報して駆け付けた警察官が男を取り押さえるまでの一連の流れを確認した。
鉄道警察隊の伊藤幸美副隊長は「駅構内や電車内で不審者を見つけたら、ためらわずに通報してほしい」と話した。