早稲田大は17日、指導していた学生を私的な旅行に同行させるなどのアカデミックハラスメントを繰り返したとして、政治経済学部に所属する教員を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は15日付。教員は処分後に依願退職した。
早大によると、平成28年9月~30年3月、旅行や海外出張に多数回、同じ学生を連れて行き、同室に泊まらせた。旅行とは別に、無理やり自分の子供の世話をさせる不適切な行為もあった。
令和3年3月、大学側に被害者本人から相談があって発覚した。教員は事実関係をおおむね認めている。早大は、被害者のプライバシーに配慮するとして、教員の肩書など詳細を明らかにしていない。