北海道蘭越町が、平成3年度~令和3年度までの31年間にわたり、町内の土地の固定資産税計64万1200円を同姓同名の別人から徴収していたことが17日、町への取材で分かった。
町によると、平成2年7月に土地の所有権移転に伴う手続きを行った際、担当者が新たな所有者の住所の確認を怠り、その後も誤った徴収を続けた。今年5月に課税された人から問い合わせがあり発覚した。
町は誤徴収分に還付加算金千円を加えた64万2200円を6月中に返還する予定。担当者は「町民の信頼を損なった。再発防止のためにチェック体制をいっそう強化する」と話した。