将棋の藤井聡太棋聖(19)=竜王など5冠=に永瀬拓矢王座(29)が挑む第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第2局は15日、新潟市で指され、138手で藤井棋聖が勝ち対戦成績1勝1敗とした。藤井棋聖の終局後のコメントは以下の通り。
--昼食休憩時で持ち時間は(永瀬王座と)2時間差だった
「(40手目)△8六歩で仕掛けていったが、思わしい攻め方が分からなかった。(午後の攻撃も)基本的に自信がないと思っていた」
--形勢が良くなったのは
「中盤はずっと苦しいと思っていたが、(終盤の120手目)△4八歩のあたりで『詰めろ』が続きそうな形になったかと」
--116手目の△9七銀は?
「まったく分かってはいなかったのですが、(永瀬王座の攻めで自玉を1筋に逃がす)△1三玉としたので、流れとしては仕方ないのかなと」
--1勝1敗に戻した
「ここまで2局、内容的にはかなり押されてしまっている。第3局以降は内容を良くして戦えるようにしたい」