テドロス氏「感染拡大は異常」 サル痘、緊急事態宣言の是非判断へ

産経ニュース
WHOのテドロス事務局長(WHOによる中継から・共同)
WHOのテドロス事務局長(WHOによる中継から・共同)

【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は14日、23日に緊急委員会を招集し、欧米などで感染が拡大している感染症「サル痘」について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当するかどうかを評価すると発表した。

緊急委は各国の専門家で構成され、国際保健規則に基づき事務局長が招集する。テドロス氏は「サル痘の世界的な感染拡大は明らかに異常で懸念すべきだ」と招集理由を説明した。

緊急事態の宣言は、国際的な公衆衛生上の脅威となりうる全ての疾病や事象が対象になる。宣言に法的強制力はないが、各国に空港などでの検疫強化や、医療機関での検査態勢整備といった対策を促す。WHOは2020年1月30日に緊急委を開き、新型コロナウイルスによる肺炎について緊急事態宣言を発表した。過去には、09年に新型として流行したインフルエンザや14年に感染が拡大したポリオ(小児まひ)などについても宣言されている。

また、WHOは今月14日、予防に有効とされる天然痘ワクチンのうち、新しい第2、第3世代のワクチンをサル痘ウイルスにさらされるリスクがある医療従事者らに接種させることを推奨した。感染者に接触した場合は、4日以内にワクチンを接種するのが望ましいとしたが、現時点では一般向けの集団接種は必要ないとの見方を示した。

WHOなどによると、サル痘は1958年に実験用のサルから最初に確認された感染症で、発熱や体の痛みのほか、顔や手足に発疹が出る。大半は軽症のまま終わり数週間で治るが、子供や妊婦、免疫力が低下した人が感染すれば重症に陥る恐れがある。

サル痘はウイルスを保有した野生動物に触れることで感染する。感染者との身体的接触のほか、感染者の飛沫(ひまつ)や体液に触れて感染する場合もある。

サル痘の感染は5月以降、英国やフランスなど欧州のほか、北米、オーストラリア、中東のイスラエルなどに拡大。テドロス氏は今月14日の記者会見で、今年に入り、1600人以上の感染が確認されたと指摘。従来流行していたアフリカ諸国以外の32カ国で感染が確認されたと述べた。アフリカ以外で死者は確認されていないが、米メディアによると、ブラジルでサル痘による死亡が疑われる事例があるという。

サル痘はこれまで主にアフリカの熱帯雨林地域で流行してきたため、WHOは警戒を強めている。

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