ノーヒッターを撃つ! 阪神・近本光司外野手(27)は14日、甲子園で汗を流した後「今永さんをどう打つかしか考えていない」と17日のDeNA戦(甲子園)を見すえた。左腕は7日の日本ハム戦(札幌ドーム)で無安打無得点を達成。ロッテ・佐々木朗、ソフトバンク・東浜に続いた相手を攻略し、さらなる上位進出を狙う。
難攻不落の左腕から、この男が必ず攻略の道筋を切り開く。頭の中で攻防を繰り広げる相手はノーヒッター。近本は鋭く眼を光らせ、次のターゲットをとらえた。
「今永さんをどう打つかしか考えていないですね。今年まだ対戦していないんで。どう打とうかなとは思っています」
あいにくの天候の中、甲子園室内で左腕攻略に思考を巡らせバットを振った。リーグ戦が再開する17日のDeNA戦。相手は7日の日本ハム戦でノーヒットノーランを達成した今永が先発予定となっている。
今季チーム全体で苦手とする本格派左腕、ましてや偉業を達成したばかりと苦戦を強いられることは間違いない。ただ、虎には屈指の〝今永キラー〟がいる。それが近本。通算対戦打率・393(28打数11安打)。昨年は甲子園で本塁打も放った。相性は抜群だ。
「また新しいスタートになるので。新しい自分ともなるので。そういったところで楽しみな部分ではあります」