ソフトバンクは15日、ペイペイドームで全体練習を行った。王貞治球団会長(82)が練習前の円陣の中心に立ち、7分超えの訓示。ヤクルトを例に挙げながら、選手に熱く訴えかけた。
「ヤクルトは若く、とてもいいチームだった。でも負けて学ぶこともある。ああいうチームを倒して日本一を奪回できるように、ゲームに対して練習していこう」
10日からの3連戦(ペイペイドーム)でホークスはヤクルトに3連敗。村上に3戦3発を許すなど、昨年の日本一チームに完敗を喫した。投打に完成度の高いヤクルトの野球に「久々にやりがいを感じた」と王会長。強いチームに挑み、越えていこうとすることが大事なんだと強調した。
12日に交流戦を終えて17日の楽天戦(同ドーム)からリーグ戦が再開する。王会長は「勝たないといけない使命感がある」と、常勝軍団の誇りを訴えながら、選手を鼓舞した。この日の全体練習には柳田、甲斐らも集まった。2年ぶりの日本一を奪回するために、ヤクルトにも、同リーグのチームにも挑んでいく。