ロシアによるウクライナ侵攻に関連し、露外務省は14日、英主要メディアの経営幹部や編集幹部、記者、特派員ら29人を対象に、ロシア入国を禁止する個人制裁を発表した。英国が露国営メディアやその従業員に対して発動した制裁の報復措置だとしている。
対象とされたのは、BBC放送やスカイニューズ・テレビといった放送メディアや、タイムズやガーディアン、デーリー・テレグラフなどの新聞メディア。
露外務省は発表で、制裁の対象者はウクライナ侵攻に関して「虚偽で一方的な報道」を行い、「反露感情を扇動した」と主張した。
露外務省はこれまでに日米両国などのメディア関係者らに露入国を禁止する制裁を発表している。
露外務省はまた、ウクライナへの兵器供与に関与しているとして、英国防省や軍高官、軍事関連企業の役員ら20人についても露入国を禁じる制裁を発動した。