歌舞伎俳優、市川猿之助(46)と市川笑也(63)が14日、東京都内で行われた歌舞伎座「七月大歌舞伎」(7月4日~29日)の取材会に出席した。
第1部の演目「當世流小栗判官」で小栗判官を猿之助、小栗判官の相手役でヒロインの照手姫を笑也が演じる。
「三代猿之助四十八撰」の人気作に挑むにあたり猿之助は「11年ぶりに…前回は演舞場でやったので。猿之助になってからは初めて」と懐古。笑也は「今回の初日で宙乗り1000回。感無量でございます。ようやく1000回…」と記念すべき1日へ意気込んだ。
同作には人間国宝、尾上菊五郎(79)の孫で女優、寺島しのぶ(49)の長男、寺嶋眞秀(まほろ、9)が出演しており、起用理由について猿之助は「本当に純粋に才能を見て、ぜひと思った。才能にほれ込んだ」と熱弁。「眞秀君くらいの頃は、舞台に出て楽しいという経験をしないと」と後進の育成に力を込めた。