日本生命セ・パ交流戦の表彰選手が13日に発表され、最優秀選手賞(MVP)にヤクルト・村上宗隆内野手(22)が球団史上初めて選出された。賞金は200万円。全18試合で打率.351、6本塁打、13打点。チームの交流戦優勝に貢献し、球団を通じて「本当に光栄」とコメントした。セ、パ両リーグから1人ずつ選ばれる日本生命賞(賞金100万円)には、セから阪神・大山悠輔内野手(27)、パからオリックス・杉本裕太郎外野手(31)が選ばれた。
村上がまた一つ、新たな称号を手にした。球団史上初となる交流戦MVPを受賞。球団を通じて喜びと感謝の気持ちをコメントした。
「本当に光栄に思います。高津監督をはじめチームの皆さん、野手の先輩方、先発投手陣、粘り強いすごい救援陣、裏方スタッフの方々の力があって代表して受賞させていただきました。何よりもチームスワローズが優勝できて本当に良かったです」
勝負強さが光った。開幕戦となった5月24日の日本ハム戦(神宮)では延長十一回にサヨナラ本塁打。劇的なスタートを切ると、その後は勝負を避けられることも多く、5月31日のロッテ戦から4試合連続無安打。苦しんだ期間もあったが、それでも最後は主砲が決めた。11日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)では六回に逆転満塁弾を放ち、18試合制となった2015年以降では歴代最高勝率(14勝4敗、・778)での初優勝に導いた。