「新聞記者」「宮本から君へ」などの作品を手がけた映画プロデューサーで、映画会社スターサンズ代表の河村光庸(かわむら・みつのぶ)さんが11日、心不全のため死去した。72歳。福井県出身。葬儀は近親者のみで行う。
平成20年にスターサンズを設立。外国映画の配給を手がけ、24年の「かぞくのくに」を皮切りに企画製作に進出し、「あゝ、荒野」「新聞記者」「MOTHER マザー」「空白」など話題の映画を次々と世に送り出した。令和3年には当時の菅義偉政権を批判するドキュメンタリー「パンケーキを毒見する」を製作した。
「新聞記者」は日本アカデミー賞最優秀作品賞を獲得。同作の製作で新藤兼人賞プロデューサー賞、藤本賞を受賞した。