目立つ野党対案の国会審議 首相の「聞く力」で与党ペース?

産経ニュース

岸田文雄首相が就任して初の通常国会では、衆院本会議で政府提出法案と併せて野党の対案が審議入りするケースが目立った。13日の参院本会議で成立した改正刑法もその一つだ。26年ぶりに政府提出法案が全て成立する見通しになるなど国会審議が与党ペースで進んだ背景には、首相が「聞く力」を発揮して野党に花を持たせたことが奏功したとの見方もある。

国会会期末を15日に控え、首相は13日の自民党役員会で「最後まで気を抜かずに取り組みたい」と述べた。

今国会では、政府提出の8法案が衆院本会議で審議入りする際に野党の対案も審議入りし、野党議員が趣旨説明や質疑への答弁を行う「並行審議」の場面がみられた。重要法案との位置づけで首相が本会議答弁に立った経済安全保障法案や「こども家庭庁」設置関連法案も含まれている。

野党提出法案は与党が野党にアピールの機会を与えることを避けるため、審議されることはまれだ。実際、昨年の菅義偉政権では3法案にとどまっていた。

自民党の高木毅国対委員長は産経新聞のインタビューで「首相は『聞く力』を掲げている。国会対策でも大いに意見を聞き、それを生かしながら進めていきたい」と語っており、対案の扱いに表れたようだ。

野党の国会戦略の変化も影響した。夏の参院選に向け、立憲民主党の泉健太代表は昨年の衆院選で議席を減らした反省から「政策提案型」を掲げて今国会に臨んだ。政府への過度な批判は避け、対案を示して政府と議論することで政権担当能力を示す狙いがあった。

これに対し自民国対幹部は「野党の対案も一緒に審議すれば審議拒否はできない。閣僚のスキャンダルがなかったのも大きかった」とほくそ笑んだ。従来の批判一辺倒からの脱却が、逆に政府が望む円滑な法案審議に手を貸す形となった。

政府が提出した61法案のうち残りは3法案のみで、仮に全てが成立すれば、平成8年以来となる。ロシアによるウクライナ侵攻や首相の安定した答弁もあり、国会は終始与党ペースで進んだ。

焦りからか、立民は終盤に細田博之衆院議長不信任決議案、内閣不信任決議案を立て続けに提出して見せ場を作ろうとしたが、他の野党の賛同をほとんど得られず不発に終わった。自民国対幹部は「われわれの戦略が奏功した」と胸を張った。(石崎直人)

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