東京・銀座の歌舞伎座で上演中の「六月大歌舞伎」に出演する歌舞伎俳優、市川染五郎(17)が11日、〝徳川信康公〟と奇跡の対面を果たした。
同公演の第2部「信康」の主人公で徳川家康の嫡男、徳川信康役を演じる縁で、ゆかりの地である静岡・浜松市天竜地区の「信康の会」が制作したキャラクター、信康さんが来場。450年の時を超え⁉ ガッチリ〝ご本人〟と握手をかわした染五郎は「今、一番会いたい人だったのでうれしい。カッコいいです! 先月、信康のゆかりの地にも行かせていただきました。その後、父(松本幸四郎)が信康さんグッズをネットでたくさん買ってくれまして、今月はその缶バッチやボールペンやストラップを楽屋の鏡台脇に飾っています」と大興奮していた。
演目の「信康」については「舞台に立っていてもお客様のすすり泣く声が聞こえてきて、伝えたいことが伝わっているののかなと思い、すごくうれしい」と手応えを感じていた。27日まで上演。