警視庁は10日、覚醒剤を職場の机の中に所持したなどとして、同庁浅草署の中川一政警部補(51)を懲戒免職とした。4月に覚醒剤取締法違反容疑で現行犯逮捕されていた。
警視庁によると、警部補は4月10日、覚醒剤や指定薬物「亜硝酸イソブチル」を机に入れていたほか、令和2年9~11月、他の職員に簡易鑑定のやり方を教えようとして覚醒剤を所持したとしている。実際に覚醒剤を使って指導することはないという。
また警視庁は10日、横浜市内で帰宅途中に原動機付き自転車を飲酒運転したとして、同庁生活経済課の男性巡査部長(37)を停職3カ月の懲戒処分とした。巡査部長は同日付で依願退職した。神奈川県警が摘発したという。
警視庁警務部の大嶌正洋参事官は「都民、国民の信頼を回復すべく再発防止に努める」とコメントした。