(日本生命セ・パ交流戦、オリックス-阪神、1回戦、10日、京セラ)一回、オリックスの攻撃中に球場から場内音声が消えた。1死一塁の場面。3番・宗は選手名のコールと、登場曲の演出なく打席へ。いつもとは違う光景に、スタンドのファンもどよめきに包まれた。
その後の打者も〝無音〟で打席に向かい、結局、オリックスは1死一、二塁のチャンスで得点できず。その後、バックスクリーンの大型ビジョンに「機材トラブルにより場内に音声が流れておりません ご迷惑をお掛けしております」との文言が映され、事態の説明がなされた。
三回の阪神の攻撃から、選手名のコールは拡声器のような代理音声で復活。いつもより静かな球場には応援バットと拍手の音が響き渡った。