日本民間放送連盟(民放連)は10日の理事会で、フジテレビの遠藤龍之介副会長を新会長に選任した。任期は2年間。遠藤会長は記者会見で「激動の時期をチャンスと捉え、放送の価値の最大化を図る」と抱負を述べた。
若年層を中心とするテレビ、ラジオ離れについて「各社が創意工夫して視聴者やリスナーに楽しんでもらえるコンテンツを作り、信頼される情報を提供し続けることが最大の眼目だ」と話した。
また民放連は同日までに、各社の放送の指針となる「放送基準」の改正を決定。自殺報道に関し、「報道の責任」についての条文の解説の中で「特に、著名人の場合は視聴者への影響が大きいので、より一層取り上げ方に留意する」などの配慮を盛り込む。来年度から施行する。