万博会場への来場者輸送 混雑率150%以下に 

産経ニュース
大阪・関西万博の会場となる大阪湾の人工島・夢洲
大阪・関西万博の会場となる大阪湾の人工島・夢洲

2025年大阪・関西万博会場への円滑なアクセス実現に向けて、大阪府・市や交通事業者などでつくる協議会は9日、来場者の輸送計画に関する基本方針を発表した。1日の来場者を最大28万5千人と想定し、このうち4割を鉄道でまかなう。鉄道の混雑率は150%以下を目指す。沿線の企業に時差出勤の推進などを呼びかけるとしているが、どれだけ協力が得られるかも計画実現のカギとなる。

「今回の数字は計画に基づくものであり、これで円滑に運べると安心はしていない」。この日の記者会見で、日本国際博覧会協会の石塚智之・運営事業局長は率直な考えを語った。鉄道の混雑率の目標値についても、「難しい課題にチャレンジしている」と述べた。

基本方針では、万博会場の人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)までの陸路での輸送手段を示した。会期後半を見込むピークに鉄道で11万8千人(41%)、主要駅などからのシャトルバスで6万2千人(22%)を運ぶ。

鉄道は、大阪メトロ中央線を延伸して最寄り駅となる夢洲駅(仮称)までつなぐ。主要ルートとなる大阪メトロの中央線と御堂筋線では、朝は通勤ラッシュと万博の開場時間が重なるため混雑の懸念が大きい。中央線は現在より5割増の1時間あたり24本の運行を計画するほか、沿線の企業に時差出勤やテレワークへの協力を呼びかける。

シャトルバスは、発着場として新大阪駅など約10カ所を候補地として検討。会場外駐車場までマイカーで行ってバスに乗り換えるパークアンドライドも実施し、駐車場として、舞洲(まいしま)(同市此花区)と兵庫県尼崎市域、堺市域の3カ所を予定する。

万博で導入が期待される「空飛ぶクルマ」については、「イベント的なものであり輸送量も限られるが、実現することが大事」(石塚氏)とした。

ほかに混雑や渋滞対策として、入場券は入場できる期間や時間帯を限定し、会場外駐車場も事前予約とする。協議会は今後も検討を進め、今秋ごろをめどに計画の具体化を図る。

日本総合研究所の若林厚仁・関西経済研究センター長は「想定を上回る来場者があった場合、鉄道で約11万人をさばけるのか不安もある。混雑時は別路線への誘導も必要だし、企業がテレワーク要請などにどれだけ応じるかも読み切れない。『未来社会』をうたう万博にしてはいずれも古典的な対策なので、バスに乗り込むときなどにワクワク感がある演出があってもいいのでは」と指摘した。(井上浩平)

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