日本野球機構(NPB)と選手会は出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目的とする現役ドラフトの今オフの導入を目指している。
2日のNPBと選手会による事務折衝でNPB側から素案を示された選手会の会沢翼会長(34)=広島=は「前向きな感じでとらえています」と理解を示し、森忠仁事務局長も「大きな問題があるとは思っていない。除外選手(FA、外国人選手など)について多少は(議論の余地が)あるかもしれないが、大きなところでは進めていける」としており、7月の臨時総会で議論する。
選手会は2018年から現役ドラフトの導入を要望。19年12月には定期大会で「強い要望」を決議したが、コロナ禍と一部球団の反対で頓挫していた。