日本電産、半導体を集中購買・製造委託へ 経済安保

産経ニュース
5月11日、参院本会議で経済安保推進法が可決、成立。民間企業でも、半導体の供給強化に向けた動きが加速している(矢島康弘撮影)
5月11日、参院本会議で経済安保推進法が可決、成立。民間企業でも、半導体の供給強化に向けた動きが加速している(矢島康弘撮影)

日本電産は7日、米中摩擦やウクライナ危機といった地政学リスクを避けるため、国内外を問わずリスクの低い地域から半導体を集中的に調達する方針に切り替えることを明らかにした。これまでは、調達先を分散しすぎていたという。また、自社製品にマッチした高性能な半導体を安定的に調達するため製造委託も進める方針で、ともに詳細な計画を年内に策定する。国内では、経済安定保障の観点から企業が半導体の安定調達を強化する動きが加速している。

日本電産は5月16日、半導体の調達強化を検討する施設「半導体ソリューションセンター」を川崎市に設立した。集中的な調達(集中購買)と製造委託の方針は、大村隆司執行役員が7日開かれた同センターでの記者会見で明らかにした。

大村氏は「半導体を取り巻く環境が見えづらくなっている。サプライヤー(供給企業)とより強固な関係を作らないといけない」と強調。地政学リスクのほか、新型コロナウイルスや自然災害により、半導体の安定調達の重要性が浮き彫りになったという。

集中購買や製造委託のあり方は、同センターを拠点に半導体メーカーなどと検討する。製造委託に関しては、委託先に渡す仕様書を作れるなどする「半導体人材」を社内で育成する。同センターでは製造委託を含め、令和8年以降に半導体の安定調達ができる環境を整え、事実上の内製化といえる環境を構築する。

半導体をめぐっては、トヨタ自動車グループのデンソーが1日、自社で製造する半導体の売上高を、7年には現在の2割増となる5千億円まで拡大する目標を発表した。外部に発注する高度な半導体が不足しないよう、在庫情報の一元化によって管理体制の強化も図る。

国内に半導体工場を建設する動きも、経済安保の観点から広がっており、フラッシュメモリー大手のキオクシアは1兆円を投資して北上工場(岩手県北上市)で新たな製造棟の建設を進めている。熊本県では世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)とソニーグループなどが工場を建設し、6年から製品出荷を始めるとしている。

政府も支援の動きを強めており、国内生産拠点の確保のため6千億円規模の基金を設置。今年5月には、半導体など「特定重要物資」の安定供給を目指した経済安保推進法が成立した。(桑島浩任)

  1. 1月30日スタート!NHK朝ドラ「舞いあがれ!」第18週あらすじ 貴司(赤楚衛二)の受賞を祝う会で悠人(横山裕)は…

  2. 石川佳純、モデルのような写真に「美しすぎる」と海外からも反応

  3. 1月29日放送NHK大河「どうする家康」第4話あらすじ 信長(岡田准一)から驚くべき条件を提示される元康(松本潤)

  4. 赤楚衛二の「ふと、僕の下の名前がセイジだったら…」にファン爆笑「仕事中に笑わせないで」「座布団2枚w」

  5. 【安保法案特別委採決】辻元氏、涙声で「お願いだからやめて!」と絶叫 民主、プラカード掲げ抵抗

twitterプレゼントキャンペーン

twitterプレゼントキャンペーン