「バランス欠く」東芝社外取、取締役候補反対を説明

産経ニュース
取材に対応する東芝の綿引万里子社外取締役=6日午後、東京都中央区(斉藤佳憲撮影)
取材に対応する東芝の綿引万里子社外取締役=6日午後、東京都中央区(斉藤佳憲撮影)

東芝の綿引万里子社外取締役(元名古屋高裁長官)は6日、報道陣の取材に応じ、海外の「物言う株主」の幹部2人を新たに取締役候補とすることに反対した理由を「取締役会構成の多様性、公平性、バランスの良さを欠いていると判断した」と説明した。人事案は28日開催の定時株主総会に諮られるが、直前に取締役会内の意見の相違が鮮明になったことで株主の判断にも影響を与えそうだ。

綿引氏が反対したのは、米のファラロン・キャピタル・マネジメントと、米のエリオット・マネジメントから受け入れる候補2人。綿引氏は再任予定の社外取締役6人のうち4人を約3年前にファンド推薦で迎えたことや、そのうちの1人のレイモンド・ゼイジ氏もファラロン出身であることを挙げ「他の株主からは特定の株主に偏っていると見える」との懸念を示した。

また現状の取締役会について「事業経験のある人が欠けたことがこの1年の迷走の1つの原因と考え、私自身も深く反省している」と述べ、次の取締役会はバランスの取れた構成にすべきだと主張した。

東芝は6日公表した株主総会の招集通知で、物言う株主の幹部2人の起用について「株主と経営陣はより足並みをそろえることができる」と説明した。

一方、同日公表の東芝の監査報告書で、綿引氏と監査委委員長の補足意見として、ゼイジ氏が3月、取締役会が反対を決めていた株主提案への賛成をツイッターで表明したことを「株主の取締役会に対する信頼を損ねる」などと指摘した。(高久清史)

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