落語家、桂吉弥(51)、桂かい枝(53)が6日、大阪市内で落語会「ハナサクラクゴ」(7月14日、大阪・天満天神繁昌亭)の取材会を行った。
副題は「涙のリクエスト」とし、噺家2人に演芸作家の米井敬人氏と石山悦子氏がバックにつき、ほろりと泣ける新作落語を作る。2人は20年ほど前にも定期的に開催していた落語会「ビギナーズラック」で新作を作っていた。吉弥は「お互い、いい年になりまして、今一度あの時の興奮を味わいたい」と意気込み、かい枝は「とにかく泣ける新作を作る。音響を使ったり、薄暗くしたり、映像を使ってお客さんに涙を流させる形でこの第1回目をやります」と趣旨を説明した。
打ち合わせはZoomやグループLINEで手軽に意見を出し合った。「最近泣いたこと」について阪神ファンの吉弥は「阪神タイガースに渡辺っていうピッチャーがおって、ず~っと苦労してやっと1勝したのは泣けた」と〝虎のなべじぃ〟が30歳でつかんだプロ初勝利に感動したことを明かした。