聞きたい。

佐藤卓さん 『マークの本』 制作者が語る「誕生物語」

産経ニュース
■■掲載えとき■■ (TSDO提供) ■■キャプション■■「マークの本」
■■掲載えとき■■ (TSDO提供) ■■キャプション■■「マークの本」

私たちの周りにある無数のシンボルマークやロゴは、どのように生まれたのだろう。世界中のマークを集めた本やマーク制作の指南本はあるが、「作った本人が、その背景にあるアイデアや物語について書いた本はあまり見かけない。専門書というより、一般の方々に読んでもらいたくて、まとめてみました」。

■■掲載えとき■■ (TSDO提供) ■■キャプション■■デザイナー、佐藤卓さん
■■掲載えとき■■ (TSDO提供) ■■キャプション■■デザイナー、佐藤卓さん

ロッテ「キシリトールガム」や「明治おいしい牛乳」といった商品から、企業やブランド、美術館などの象徴まで、手掛けたマークとロゴ計120点を収録。依頼主の話に耳を傾け、社会状況や人の価値観、未来予測を踏まえてビジュアル化し、磨き上げていく。そんな制作過程の一端を知ると、見慣れたマークも少し違って見える。

「(マークが)世に出るときは、大丈夫だろうかと自分の子供を見るような、不安な気持ち。10年、20年たち、それらが世代を超えて機能し続けてくれていると感じたとき、少し喜びが湧いてくるかな」

デザインは特別なものではなく、日々の暮らしの中にあると説く。本書の出版と並行し、その多岐にわたる仕事と表現を紹介する「佐藤卓TSDO展<in LIFE>」も、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(東京都中央区)で開催中だ(30日まで)。

デザインの領域にも、人工知能(AI)による制作ソフトなどが登場しつつある。ただし現段階では、人間ができることとの差は大きそうだ。「アイデアって不思議なもので、自分が生み出している感覚はなく、パッと降りてくる。そんな気付きがAIにあるだろうか。面白い、これはいけるぞと可能性を感じることは、人間にしかできないのではないか。でも将来的にはAIを使いこなすことで、人間だけでは到達し得ないところに行けるかもしれませんね」(紀伊國屋書店・2750円)

黒沢綾子

【プロフィル】佐藤卓

さとう・たく グラフィックデザイナー。昭和30年、東京都生まれ。東京芸大大学院修了。電通を経て、59年に佐藤卓デザイン事務所(現TSDO)を設立。「21_21DESIGN SIGHT」館長、日本グラフィックデザイン協会会長を務める。

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