藤井棋聖が初戦落とす 棋聖戦第1局で千日手2度、永瀬王座と〝死闘〟の末に…/将棋

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千日手再指し直し局を終え、対局を振り返る永瀬拓矢王座(左)に敗れた藤井聡太棋聖=3日午後、兵庫・洲本市のホテルニューアワジ(撮影・恵守乾)
千日手再指し直し局を終え、対局を振り返る永瀬拓矢王座(左)に敗れた藤井聡太棋聖=3日午後、兵庫・洲本市のホテルニューアワジ(撮影・恵守乾)

大波乱! 3連覇を目指す藤井聡太棋聖(19)=竜王・王位・叡王・王将との5冠=は黒星スタートとなった。永瀬拓矢王座(29)とのタイトル戦初対決は、「千日手」による指し直しが2度起きる異例の展開。〝3度目〟の対局を114手で落とし、タイトル戦の対局連勝記録は歴代2位に並ぶ13で止まった。この日は休憩を含め12時間42分、計233手の大激戦となった。

連勝街道がストップした。藤井棋聖が3連覇に挑むタイトル戦。まさかの〝ダブル千日手〟を経て、黒星発進となった。

「全体として思わしい展開にできなかった」

同じ手順が4度繰り返されると「千日手」で、指し直しとなる。午前9時から対局が始まり、午後4時過ぎに1度目の千日手。同5時半過ぎに早くも2度目の千日手となった。順調に進めば本来は同7時前後には終局するはず。せわしない〝消耗戦〟に持ち込まれ、さすがの19歳5冠も疲れたような表情。投了は午後9時42分。開始から半日以上が経過していた。

藤井棋聖は濃紺の和装、対する永瀬王座は真新しいオーダースーツ姿で臨んだ。お互い、手の内をよく知る〝盟友〟。将棋の研究仲間として、藤井棋聖が四段だった中学3年時から練習対局で何度も向かい合ってきた。それだけに、タイトル戦で初対決の両者は出方をうかがうような膠着状態に。洲本市の最高気温は28度。ともに羽織とジャケットを脱ぎ、神経戦を展開した。

永瀬王座は千日手を戦略として仕掛けることもあり、「千日手王子」の異名もある。控室では、繰り返される千日手に関係者から「え~!」と、どよめきが起きた。立会人の小林健二九段(65)は、異例の事態に控室と対局室を慌ただしく往復。「藤井棋聖が完全に『永瀬特急』のレールに乗せられた」と分析した。日本将棋連盟常務理事の井上慶太九段(58)は「両者が隙を作らないようにした結果、膠着状態に陥った」と解説した。

タイトル戦で2度の千日手成立は2002年の竜王戦第1局(羽生善治竜王対阿部隆七段)以来。棋聖戦では1994年(93年度後期、当時は年2回開催)の第3局(羽生棋聖対谷川浩司王将)以来だ。

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