「中国に自由を」都内でも民主派が抗議 天安門33年

4日、東京都港区の在日中国大使館近くで、天安門事件33年にあたり抗議デモを行う人々(桑村朋撮影)

中国の民主化を求める学生らが武力鎮圧された天安門事件から33年となった4日、当時の運動に参加した中国人ら約50人が在日中国大使館(東京都港区)前で抗議デモを行い、「一党独裁体制の中国に自由、民主化を」などと訴えた。

事件後に亡命した元中国人学生の組織「民主中国陣線」の関係者が主催。中国の人権弾圧が指摘されるチベットやモンゴル、香港の団体も参加し、「天安門虐殺を忘れるな」と記した横断幕を掲げ、事件の解明と民主化の実現を求めた。

午後は文京区民センターで抗議集会を開いた。「陣線」の日本代表を務める王戴氏(57)は来場者約200人を前に「新型コロナウイルス禍で自由が奪われた中国で今、共産党への不満が高まっている」と指摘した。また、事件後に二度投獄され米国へ亡命した政治評論家、陳破空氏(58)は「最近は党内部の(体制派と改革派の)闘争が激しさを増している。改革の機会が訪れるよう、海外からも呼びかけ続ける」と述べた。

夕方には関連イベントとして、新宿駅前で在日香港人主催の犠牲者追悼イベント「キャンドルナイト」も開かれた。2020年に香港国家安全維持法(国安法)が施行後、香港で追悼集会が開けなくなったため、日本の有志が昨年に続いて開催した。

あなたにオススメ

©2022 SANKEI DIGITAL Inc. All rights reserved.