岸信夫防衛相は3日の閣議後記者会見で、石川県・小松基地の航空自衛隊F15戦闘機が墜落した事故の調査結果がまとまったことに関し「重く受け止め、空自だけでなく、陸自、海自も含め、この先一人の犠牲者も出さない決意で、再発防止に全力を挙げる」と述べた。
事故では、戦闘機パイロットを指導する「アグレッサー部隊」の2人が死亡した。岸氏は「わが国の防衛に尽くしたベテランであり、防衛大臣としても痛恨の極み」と改めて弔意を示した。
空自は2日、機体に異常はなく、乗員2人がともに、機体の姿勢を錯覚する「空間識失調」に陥っていたとの調査結果を明らかにした。