玩具メーカー、ホットトイズジャパンが10月に発売する米SF映画「スター・ウォーズ」シリーズのキャラクター、ダース・ベイダーのヘルメットが、同作のファンらの注目を集めている。
ダース・ベイダーは、同シリーズを象徴する悪役で、エピソード3「シスの復讐」終盤での、宿敵で恩師でもあるオビ=ワン・ケノービとの対決で手足を失ったうえ全身に大火傷を負い、腕と足をサイボーグ化したキャラクター。「シューコー」という呼吸音を出すマスクとヘルメットを身につけ、マントをはためかせた威圧感抜群の黒ずくめ衣装が特徴だ。
今回商品化されたヘルメットは高さ約35センチで、漆黒の装甲の光沢や質感が高級感溢れる仕上がり。その独特な形状から内部のメカニカルな造形までディテールを精巧に再現しているという。フード、マスク、襟のパーツはマグネットを使用し、分割できるようになっており、実際に装着が可能。装着した状態で襟の部分にあるボタンを押すと、呼吸音が鳴るサウンドギミックも搭載している。さらに付属の専用台座を使って、デザイン性溢れるインテリアとして飾って楽しむこともできる。税込み価格は2万4000円。同社のECサイトでは、2万円で入手できる先行予約を受け付けていたが、こちらはすでに完売、キャンセル待ちの状態となっている。
公開されたリアルで精巧な見た目に、同作のファンが興奮。SNSには、「やっば、めっちゃ欲しい!」「そそられる~!」「これはアツい」といったコメントが相次いでいる。装着可能であることから、コスプレイヤーにとっても見逃せない一品のようだが、同役のスーツアクターを務めた英俳優デヴィッド・プラウズが2メートル近い長身だったことから「自分の身長が190近くあればなぁ」との声も。
「暗黒面(ダークサイド)のパワーは素晴らしいぞ」「これかぶって子供に『I am your father(私がお前の父親だ)』って言うのが夢」など、ベイダーの名セリフを引用したファンも散見された。
価格設定については、「この価格ならちょっと考えちゃう」「頑張れば手が届かんこともない」など好意的な受け止めが目立った。