ロイター通信(日本語版)は30日、ボリス・エリツィン元大統領の義理の息子でプーチン氏の顧問を務めるワレンチン・ユマシェフ氏が辞任したことを関係筋の話として伝えた。ロシア連邦初代大統領のエリツィン氏はプーチン氏をFSB長官などを経て首相に抜擢(ばってき)、後継大統領への道を敷いた。
各界からの不満も噴出しており、新興財閥オリガルヒでは、銀行創業者のオレフ・チンコフ氏が「反戦」を表明。「アルミ王」のオレク・デリパスカ氏も23日に「核戦争の恐れが現実のものになっている」と通信アプリに投稿した。芸能界でも多くのスターが侵攻後に出国したという。
前出の渡部氏は「国内でもプーチン氏への反発は強まるばかりだろう。健康状態についても英国のオリガルヒが出典との情報もあり、必ずしも噓とはいいがたい。軍内部にも噂が伝わっている可能性は高く、士気にも影響が出てくるのではないか」と語った。