小国神社(森町)のハナショウブが見頃を迎えている。濃淡のある紫や白、黄色など鮮やかな色合いの品種が咲き誇り、観光客らはゆっくりと眺めたり、写真に収めたりしながら、初夏の訪れを満喫。今週末ごろまで見頃は続くという。
ハナショウブが開花しているのは門前の「一宮花しょうぶ園」。約2640平方メートルの敷地に80種類、8万本が植栽されている。
「遠州の小京都」ともいわれる町内では、小国神社のハナショウブが見頃を終える時期に極楽寺のアジサイが、続く今月中旬からは香勝寺のキキョウが「リレーのように咲き始める」(小国神社)という。
大勢の観光客らが買い求める地元特産のトウモロコシの収穫時期と重なり、町も「花めぐり」と称して誘客作戦を展開している。