東京都議会第2回定例会が1日開会し、都は新型コロナウイルス感染対策や、ロシアのウクライナ侵攻による原材料価格高騰で影響を受ける事業者への支援策などを盛り込んだ総額4283億円の補正予算案など計62議案、人事案7件を提出した。
補正予算案のうち、約8割を占める3559億円が充てられた感染対策では、病床確保や自宅療養者への健康観察などが示された。
また、エネルギー価格の高騰で影響を受けた事業者への支援策などとして723億円を計上。キャッシュレス決済時にポイント還元する自治体の支援に125億円が充てられた。
省エネ強化策として、太陽光発電設備の設置を後押しする施策などに291億円を計上。小池百合子知事は所信表明で「エネルギー自給率を高め、国際情勢に左右されない都市の底力をつけなければならない」と訴えた。
この日は、性的少数者のカップルを公的に認める改正条例案も提出された。
会期は15日まで。7日に代表質問、8日に一般質問が予定されている。