プロボクシングWBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(28)=ワタナベ=が30日(日本時間31日)、団体内王座統一戦(6月10日=同11日、メキシコ・グアダラハラ)に臨む同地に到着した。正規王者のエステバン・ベルムデス(26)=メキシコ=と闘う4度目の防衛戦でもある。
30日に成田空港から日航機で出発した京口は米テキサス州ダラスを経由し、合計約15時間のフライトの末にグアダラハラ入り。到着後は約30分間市内を散歩した。
現地での最終調整はカネロ(スペイン語でシナモン)の愛称で知られる4団体世界スーパーミドル級統一王者のサウル・アルバレス(31)=メキシコ=の兄で元WBA世界スーパーウエルター級暫定王者のリゴベルト氏(44)のジムで行う。ロードワークはいつもカネロが走っている森の中の〝カネロ・ロード〟で実施する予定だ。
カネロのトレーナーとして有名なエディ・レイノソ氏(45)=同=が、京口の海外でのマネジメントを担当しており、カネロとレイノソ氏の出身地で、現在も拠点としているグアダラハラで心強いサポートを受ける。
出発前に成田空港で取材に応じた京口は「良い仕上がりで手応えはある。コンディションをしっかり整えてベストを出せるようにと心がけている」と説明した。
プロ戦績は京口が15戦15勝(10KO)、ベルムデスが19戦14勝(10KO)3敗2分け。