サッカー・日本代表合宿(31日、札幌市内)日本代表不動のセンターバックDF吉田麻也(33)=サンプドリア=と〝デュエル王〟MF遠藤航(29)=シュツットガルト=の2人が、オンラインで取材に応じ、6月シリーズに向けて意気込んだ。共通認識は、日本サッカーの現状を知ること、だった。
「ブラジル相手にもボールを持つ時間を長くできるかなど、今までやってきたことが通用するのかどうかを意識したい」と遠藤が言えば、吉田も「世界のトップチームに対して自分たちがどれくらいやれるのか、この4試合は大事になる」と意気込んだ。
ボールを長く保持できるかどうかを試すことも重要だが、現実的には守備する時間が長くなる。そこで重要になるのがカウンターの質の向上。しっかり守ってカウンターをしかけるシーンも増えるだろう。吉田は「カウンターの質、そしてどうしかけるか」とし、遠藤は「前線の選手に守備負担をかけすぎるとカウンターの質が下がる。できるだけ、後ろや中盤の選手が守備で貢献度を上げないといけない」と断言した。
6月の4試合は日本が世界に通用するのか、世界での日本の現状の立ち位置を知る絶好の機会。カウンターの質を上げることと、ボール保持をいかに長くできるかがテーマになる。