日立製作所は31日、グループ従業員向けの新型コロナウイルス対策のマスク着用基準を緩和したと明らかにした。会話がなく周囲と距離を保てる場面などでは「マスクを着用しなくても可」とした。厚生労働省の考え方に基づき、判断した。健康状態の確認や換気といった感染予防対策の徹底は、引き続き呼びかける。これまでは全面的にマスクの着用を勧めていた。
会話がある場合でも、屋外で人と2メートル以上の距離を保てれば、マスクをしなくてもよい。一方、会話がなくても、屋内で距離が2メートル以上確保できていない場合は「マスク着用を強く推奨」とした。
マスクの着用を勧めるとした場面でも、製造現場などで熱中症の危険度を示す「暑さ指数」が「危険」や「厳重警戒」に達する場合はマスクを着けなくてもよい。