エンゼルス10-11ブルージェイズ(29日、アナハイム)米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(27)は「2番・DH」で10号ソロと11号2ランの2打席連続本塁打を放ち、3打数2安打3打点と活躍した。両軍合計25安打の乱打戦となり、チームは今季初の5連敗を喫した。
「きょうはいい内容でしたが、まだ1日だけでは分からないので、あす以降、どういう感覚なのか、確かめてやりたいなと思ってます」
試合後、広報から発表されたコメントで2本塁打を振り返った大谷。一回1死の第1打席で右越えに10号先制ソロを放った。2-6の三回無死1塁では中越えに2打席連続の11号2ランを放った。実況も「ショウヘイ、スゴーイ!」と日本語で興奮気味に伝えた。
31日(日本時間6月1日)からは、ニューヨークでのヤンキース3連戦に臨む。3戦目の2日(同3日午前8時5分)には先発登板が予定されている。昨季6月30日の先発マウンドでは一回を持たず、2/3回を投げ、2安打5四死球。当時は「マウンド(の傾斜など)に合わせる前に終わったな、という感じ」と話すなどで7失点していた。
一方で打撃は3連戦で3本塁打。それでも「いいチームなので、特に何かを変えることはなく、1試合1試合、頑張りたいなと思っています」と気を引き締めた。
ヤンキースはア・リーグ最高勝率・646を誇り、東地区の首位を快走している。
◆ジョー・マドン監督 「どうしてこういう負け方になったのか、明確な説明ができない。ただ、ブルペン(中継ぎ投手)が良くなかったのは確かだ。それ以外は、いい形で試合を進めていただけに、残念だ」