スパコン富岳、5連覇ならず 計算速度の世界ランク

産経ニュース
スーパーコンピューター「富岳」=神戸市の理化学研究所計算科学研究センター(渡辺恭晃撮影)
スーパーコンピューター「富岳」=神戸市の理化学研究所計算科学研究センター(渡辺恭晃撮影)

スーパーコンピューターの計算速度の世界ランキング「TOP500」が30日発表され、米国のスパコンが1位となり、日本の「富岳」は惜しくも5連覇を逃した。実用的なプログラムを動かす性能を評価する指標と、ビッグデータの高速処理などに関わる性能を競う指標では首位を維持した。

ランクはスパコン関連の国際会議の開催にあわせて約半年ごとに発表される。理化学研究所と富士通が共同開発した富岳は、2020年6月から昨年11月までの4期連続で、スパコンの性能を評価する4つの指標で首位だった。米オークリッジ国立研究所の新しいスパコン「フロンティア」の登場で、富岳は2部門で2位に後退した。

TOP500は、高速計算が安定して実行できる総合的な性能を示す。今回のトップである米国のフロンティアの計算速度は、1秒間に110京2000兆回(京は1兆の1万倍)。2位は富岳で、44京2010兆回と、約2・5倍の差をつけられた。

1秒間に100京回以上の計算ができるスパコンは「エクサ級」(エクサは1兆の100万倍)と呼ばれ、各国が開発を急いでいた。フロンティアがランキングに登場した最初のエクサ級だが、海外メディアなどによると、中国では既に複数のエクサ級スパコンが稼働しているとみられる。

このほか今回のランキングでは、人工知能(AI)の開発でよく使う計算の指標である「HPL―AI」もフロンティアが1位、富岳は2位だった。コンピューターでシミュレーション(模擬実験)する際の処理性能を主に測る「HPCG」と、道路網などネットワークで表現される現象やビッグデータの解析性能を示す「Graph500」では富岳が5期連続の1位となった。

理研計算科学研究センターの松岡聡センター長は「初登場から2年経過しても『富岳』が総合的に世界最高性能と幅広い汎用(はんよう)性を両立させた世界屈指のスパコンであり続けていることを示した」とコメントした。

スパコン世界ランクに「エクサ級」初登場 富岳は実用性で存在感

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