米テキサス州ユバルディの小学校で21人が殺害された乱射事件で、州治安当局幹部が27日記者会見し、事件当時、駆け付けた治安当局者ら約20人が教室内に突入せず、廊下で約45分間待機していたと明らかにした。「間違った決断だった。言い訳はできない」と語った。
治安当局幹部によると、現場指揮官は、サルバドール・ラモス容疑者(18)が教室内で立てこもっていたが、児童らに危険はないと考えていたという。
これまでの調べでは、ラモス容疑者は24日午前11時半ごろ、小学校前に車で乗り付け、半自動小銃を持って小学校に侵入、4年生の教室に立てこもった。教師や児童は教室内から警察に通報。到着した国境警備隊員らがマスターキーで教室の鍵を開けて突入し、容疑者を射殺した。(共同)