「大臣の自覚に欠ける」被告側主張ことごとく否定 吉川農水相有罪

産経ニュース
吉川貴盛被告
吉川貴盛被告

鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループの秋田善祺(よしき)元代表(88)=贈賄罪などで有罪確定=から現金計500万円を受け取った収賄罪に問われた元農林水産相、吉川貴盛被告(71)の判決公判では、一貫して無罪を主張してきた吉川貴盛被告に対し、東京地裁は検察側の主張をほぼ全面的に認め、高度の倫理性が求められる大臣としての「自覚が欠けていた」と突き放した。

吉川被告はこの日、黒色のスーツに白いシャツ、水色のネクタイを締め、マスク姿で出廷。証言台へ向かうと一礼し、判決に耳を傾けた。

これまでの公判で吉川被告はアキタフーズの秋田善祺元代表から現金計500万円を受け取ったことは認めており、最大の争点は、その現金が賄賂に当たるかだった。

検察側は吉川被告が500万円を政治資金収支報告書に記載せず、賄賂の認識があったと主張。一方、被告側は「政治献金だと思っていた」とし、記載しなかったのは「秋田元代表に迷惑をかけないためだった」などと反論していた。

向井香津子裁判長は判決で、秋田元代表が不記載を頼んだことはなく、政治献金と捉えながら収支報告書に記載しない「合理的事情は見当たらない」と指摘。秋田元代表が「書類です」と言いながら現金の入った封筒を置くなどした渡し方から、「賄賂の可能性が一切思い浮かばないとは考え難い」と被告側の主張を退けた。

また、被告側は500万円のほかに秋田元代表から政治献金として計1300万円に上る現金を複数回に分けて受け取っており、いずれも収支報告書に記載していなかったと指摘。500万円はそうした現金供与の延長線上で、「政治献金だと思った」と訴えた。

だが、向井裁判長はそうした主張を「不合理で一般的な常識からかけ離れた弁解」と一蹴。収賄で重要な政策判断はゆがまなかったとしながらも、政治家として規範意識が低いことに「反省がない」と断じた。

ことごとく主張を否定された吉川被告。判決の言い渡しが終わると、足早に法廷を去った。弁護人を通じ、「主張が受け入れられなかったことは誠に残念。判決内容を精査し、弁護人とも協議の上で適切に対応したい」とコメントした。

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