京都府は25日、新型コロナウイルス対策本部会議を開催し、飲食店と利用者に「1テーブル4人以内、2時間以内」と要請していた「きょうとマナー」を解除し、同日夜から、府が安全対策を確認した飲食店(認証店)の推奨や会話時のマスク着用といった基本的な感染防止対策に切り替えることを決めた。具体的な時間や人数の制限がされないのは約5カ月ぶり。会見で西脇隆俊知事は「新規感染者数は横ばいだが一定水準で落ちついている。徐々に日常生活に近づけていく」と説明した。
きょうとマナーは感染者数の減少で昨年11月25日に解除されたが、オミクロン株による感染者が再び増え始めた12月24日から復活していた。
会議ではワクチン接種が進まない若年層への3回目接種を促進することも決定。ワクチン接種チームを大学や企業に派遣し、市町村による接種会場設置を進める。また、アレルギーなどを理由に米ファイザー社や米モデルナ社のワクチンを接種できない人のため、府の京都タワー会場(京都市下京区)で米ノババックス社製ワクチンの接種を6月8日から開始する。