数字から見えるちば

屈指のパセリ産地 栄養価に注目も

産経ニュース

千葉県は、全国屈指のパセリ産地だ。農林水産省が公表する平成30年の統計調査によると、県内のパセリ収穫量は492トンと長野県に次いで多く、国内シェアの約2割を占める。キャベツやレタスなどと同じ高原野菜に分類されるパセリは、夏季でも比較的冷涼な気候が好まれ、県内では収穫量全体の9割以上が旭市で栽培されている。

パセリ栽培の歴史は古い。原産地は地中海沿岸で、紀元前から食用や薬用として使われていたという。日本へ渡来したのは江戸時代の18世紀頃、オランダから長崎に伝わったとされており、和名では「オランダゼリ」と呼ばれている。

もっとも、収穫量の推移をみると、千葉県、全国ともに右肩下がりを続けている。パセリは、外食産業で料理の添え物として多用され、「食べない野菜」の代表格といえる。生産が落ち込んでいる背景として、外食産業で激化するコスト競争の中、飾りの要素が強いパセリが真っ先にカットされていった可能性がある。たしかに最近、ファミリーレストランでもパセリを見かける頻度は減っている。

業務用需要が伸び悩む中、パセリ市場の拡大は、家庭での消費が鍵となる。料理に彩りを加えるという点はパセリの重要な役割の1つだが、実は、添え物にしておくには惜しいほどの高い栄養価を持つ緑黄色野菜でもあるのだ。パセリには、鉄分やカルシウムのほか、体内の塩分量の調整をおこない高血圧予防に役立つとされるカリウム、整腸作用のある食物繊維など、多様な成分が含まれている。免疫力を高めるビタミンCや、丈夫な骨の形成に不可欠なビタミンKについては、野菜の中でもトップクラスの含有量だ。

県内では、パセリのこうした魅力を伝えようと、添え物ではなく「食べる野菜」としてパセリを発信する動きがみられる。令和2年秋、JAちばみどり(ちばみどり農業協同組合)は、コロナ禍に伴う外食機会の減少で、ホテルや料亭など業務用のパセリ需要が大きく落ち込んだことを受け、「飾りから、食べるパセリへ」をコンセプトに販路拡大に着手。地元ホテルの協力のもと、パセリを使った料理や調味料の開発などがおこなわれた。

同組合のホームページでは、ふりかけやお好み焼きといった自宅でできるパセリ料理のレシピも紹介されている。他のサイトでも、天ぷらやサラダ、ナムルなど、パセリをメイン食材として使用した料理も多数挙げられている。乾燥や加熱により苦味が和らぎ、ぐっと食べやすくなるという。

脇役になりがちなパセリであるが、主役級の魅力を持つ「食べる野菜」として、いま一度目を向けてみてはいかがだろうか。(ちばぎん総研研究員 井上夕香)

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