沖縄のサトウキビ農家の次女として生まれ、沖縄料理に夢をかけるヒロインとそのきょうだいたちの姿を描くNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(NHK総合など)の第34話が26日、放送される。
主人公の比嘉暢子を女優の黒島結菜が演じ、その家族として仲間由紀恵、竜星涼、川口春奈、上白石萌歌が出演。語りをジョン・カビラが務める。タイトルの「ちむどんどん」は、沖縄の言葉で「心がドキドキする」を意味する。
沖縄が本土復帰した1972年、高校を卒業した暢子は、西洋料理のシェフになるという夢を抱き上京。再び行方不明になった兄、賢秀(竜星)を捜し歩くなか、横浜市鶴見区で、“沖縄二世”で沖縄県人会の会長、平良三郎(片岡鶴太郎)と知り合い、就職先として、東京・銀座にある一流レストラン「アッラ・フォンターナ」を紹介された。暢子は、レストランオーナー、大城房子(原田美枝子)による入社試験に挑み、なんとか合格。住まいも鶴見にある沖縄居酒屋「あまゆ」の2階に決まった。
ドラマは現在、第7週「ソーミンチャンプルーVSペペロンチーノ」(31~35話)が放送されており、暢子は慌しい毎日にクタクタになりながら鶴見と銀座を往復。房子から課された10連勤を何とか乗り切ったが、料理長の二ツ橋光二(高嶋政伸)は、何かと暢子に厳しい態度で接する房子のことが気になっていた。二ツ橋がその点について尋ねると、房子は「ちょっと因縁があるのよ…」と答えた。