キスマイ藤ヶ谷　４年ぶりストレートプレー　名作「野鴨」に挑戦　「怖がらずに」

男性７人組、Ｋｉｓ―Ｍｙ―Ｆｔ２の藤ヶ谷太輔（３４）が９月３日に東京・世田谷パブリックシアターで開幕する舞台「野鴨－Ｖｉｌｄａｎｄｅｎ－」（９月１８日まで、兵庫県立芸術文化センターで同２１～２５日）で主演を務めることが２４日、分かった。

近代演劇の父と称されるノルウェーの劇作家、ヘンリック・イプセンが１８８４年に発表した名作。自分の心を欺くことで自らを守ろうとする人間の弱さや、独りよがりの正義を振りかざす愚かさなどが描かれる。

正義感が強く理想を追い求める主人公、グレーゲルス役の藤ヶ谷は４年ぶりのストレートプレーで、古典作品は初挑戦。「怖がらずに飛び込んでいければ」と気合十分で、役どころについては「彼の正義感が物語に大きく関わるのですが、きっとお客さまもどこか他人事とは思えないと感じていただけるはず」とアピールした。

スペインの色男を演じたミュージカル「ドン・ジュアン」（１９、２１年）をはじめ、１８年の主演舞台「そして僕は途方に暮れる」など着実にキャリアを積んでいる藤ヶ谷が、迫真の演技を見せてくれそうだ。共演は忍成修吾（４１）、前田亜季（３６）ら。