7月に開幕する宝塚歌劇団月組によるミュージカル「グレート・ギャツビー」の製作発表が25日、東京・新橋の第一ホテル東京で行われ、主役のトップスター、月城かなととトップ娘役、海乃美月が登壇した。
米作家、F・スコット・フィッツジェラルドの同名代表作が原作。何度も映画化されてきたが、宝塚歌劇としては1991年、雪組が世界初のミュージカル化に成功した。今回は2008年以来14年ぶり3度目の上演となり、月城演じる主人公、ギャツビーが生涯をかけて海乃演じるデイジーを愛する姿を描く。
演技力に定評がある月城は会見の席上、ピアノ演奏に合わせて劇中歌の「朝日の昇る前に」を堂々と披露。「このように素晴らしい作品とやりがいのある役を光栄に思います」と充実の表情を見せた。一緒に新曲の劇中歌「入り江がひとつだけ」を披露した海乃は「表現力の豊かな月城さんに必死についていきたい」と頼もしそうに見つめた。
7月16日から8月22日まで宝塚大劇場、9月10日から10月9日まで東京宝塚劇場で上演される。