10年ぶりのフルモデルチェンジを遂げた「グラチェロ」 高級感に磨きをかけた元祖SUV

SankeiBiz

ジープの「グランドチェロキー」が10年ぶりのフルモデルチェンジを果たした。「グラチェロ」と呼ばれ、愛されたグランドチェロキーも新型で5代目となる。特徴的なのはそのコンセプト。センセーショナルなデビューを飾った初代「ワゴニア」をイメージして開発されたというのだ。

10年ぶりにフルモデルチェンジしたジープの「グランドチェロキー」
10年ぶりにフルモデルチェンジしたジープの「グランドチェロキー」

「都会的SUV」としての資質

ワゴニアのデビューは1965年。あれから時代は進み、当時は考えられなかったジープを日常で活用するというスタイルが標準になった。本来ならばオフロードを守備範囲とするSUV系モデルが、正統派セダンの座を奪って久しい。初代ワゴニアはそれを見越したようなスタイルだった。高い悪路走破性を備えながら、アーバン4WD的な使用も許容する。

新型の全長は5.2メートルもありながら全幅は2メートルを下回る。堂々たる体躯であることに疑いはないが、感覚的にはそれほどの肥大感はない。街中を闊歩するのにもギリギリで適合したサイズ感なのだ。

10年ぶりにフルモデルチェンジしたジープの「グランドチェロキー」

搭載するエンジンはV型6気筒3.6リッターであり、数値にするとそれほど強力な印象はない。ボディは決して軽いはずもないので、強引に加速させるような推進力はない。だが、低回転域よりにトルクを集めていることで流れをリードする加速力は備わっている。

電子制御サスペンションは小さな突起をフワフワと優しくいなす。21インチの大径タイヤは強い突き上げを伝えてしまうが、街中をユルユルとドライブしていても不満のない乗り味である。都会的SUVとしての資質を感じる。

インテリアも上質であり、クロスカントリーモデル特有の無骨な印象は皆無だ。ウッド調のインストルメントパネルに加え、本革調のシートやコンソールなど、荒地に乗り入れるのがはばかられる。キャンプ道具やウィンタースポーツ用のグッズを満載して走ることも気が引ける。そんな上質感なのだ。

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