(日本生命セ・パ交流戦、巨人4―2オリックス、1回戦、巨人1勝、24日、東京D)「136メートル」。東京ドームの大型ビジョンに圧巻の推定飛距離が表示された。先制の13号2ランを放った巨人・岡本和真内野手(25)が、久しぶりに心から笑った。
「感触はすごく良かったし、久しく打っていなかったので、すごくうれしかったです」。四回無死一塁。真ん中付近のカットボールを逃さなかった。登板前まで防御率0・82を誇った山岡の失投を捉え、10試合ぶりのアーチをバックスクリーンに架けた。
5月は交流戦前までで打率・190、2本塁打、6打点。坂本ら主力が相次いで負傷離脱した影響もあり、厳しいマークを一身に受けてきた。「皆さんに助けられている。しっかり打てるようにしていきたい」。会心の一撃をきっかけに、本来の打棒を取り戻す。(鈴木智紘)