「異界」に迫る企画展6月15日まで 栃木県立博物館

産経ニュース
害虫などを追い出す「虫送り」のわら人形などを展示している企画展=県立博物館
害虫などを追い出す「虫送り」のわら人形などを展示している企画展=県立博物館

古来考えられてきた日常の生活とは異なる世界について考える企画展「異界~あなたとふいにつながるせかい~」が、栃木県立博物館(宇都宮市睦町)で開かれている。県内各地に残る風習や儀式などの写真や道具などの資料を展示。人々の暮らしから「異界」との関わりなどを探る。宇都宮市に伝わる「百目鬼伝説」に関連する姿絵や数珠なども初公開している。6月15日まで。

展示は「異界」について「どこに」「いつ」「存在するもの」「なぜ」の4章に分けている。

「どこに」では、村などの地域の集団、家、個人など守りたいものの異界との境界に注目。集落の境に置く魔よけのわら人形や、馬屋の上部に貼った守り神としてのサルの頭、子供を守るための「背守り」を付けた着物などを展示している。また天や山、地や穴など離れた所を異界として考えている儀式や行事などを紹介している。

「いつ」では、人間の生死や結婚などの人生の節目や季節の変わり目における異界とのつながりを取り上げる。婚姻の儀礼から安産祈願、葬儀やお盆など異界を意識した儀式に使われる道具や食から考える。

「存在するもの」では、神仏や幽霊、妖怪などに焦点を当てる。絵馬や奉納物、百鬼夜行図や古文書などの資料を展示。県内に伝わるカッパや妖狐、「宇都宮の百目鬼」などについても紹介している。

「なぜ」では、「六道地獄絵図」や疫病神へのわび証文、江戸時代のおとぎ話など教えや娯楽にもなっている異界を紹介している。異界とは何か、異界に関わる意味などを考える。

同博物館の担当者は「今の世界を顧みたり、娯楽にもなる異界とは、なぜあるのだろうかと思いを巡らせながら見てもらえれば」と話している。

月曜休館。観覧料は一般260円、高校生・大学生120円、中学生以下無料。(松沢真美)

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