腹部を不適切に切開 女性患者死亡 男性医師を書類送検 時効直前 警視庁

産経ニュース
警視庁=東京都千代田区
警視庁=東京都千代田区

北区の医療機関で平成29年、女性患者=当時(46)=の腹部の一部を不適切に除去する手術などを行い、傷を負わせたとして、警視庁捜査1課は20日、業務上過失傷害の疑いで、執刀した男性医師(69)を書類送検した。女性はその後、死亡した。

業務上過失傷害罪の公訴時効(5年)が迫る中、警視庁は資料の検証や医学専門家の意見から、医師の手術は不適切だと判断した。

捜査1課によると、書類送検容疑は平成29年7月と10月、同じ医療法人社団が運営する北区と足立区の医院で、左足の浮腫の治療が必要な女性に適切な検査を行わず、医学的根拠が乏しいまま左腹部の脂肪を除去したほか、左足を切開し、傷を負わせたとしている。

捜査関係者によると、女性は23年ごろから看護師としてこの医院に勤務、24年から約5年間、治療も受けていた。その間に浮腫を発症し、足の甲やふくらはぎなどを切開したほか、足への体重の負担を軽減する名目で、腹部の脂肪除去手術も実施されていた。

29年10月の術後に体調が悪化し、女性は転院先の病院で死亡。女性の親族から相談を受けた警視庁が捜査を進めていた。

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