交通死亡事故の約2割を占める自転車関連事故を減らそうと、都の5月の「自転車安全利用TOKYOキャンペーン」に合わせ、警視庁蒲田署は20日、JR蒲田駅前(東京都大田区)で自転車利用者らに交通安全を呼び掛けるキャンペーンを開いた。
キャンペーンには、署員らのほか、交通安全啓発活動を続けている自動車用品店「イエローハット」の社員らも参加。イエローハットのマスコット「ハットにゃん」とともに、道行く人に、自転車に乗る際は横断歩道前で必ず止まるように呼び掛けるステッカーなどを配った。
警視庁によると、都内での死亡事故は今年に入り46件発生。このうち自転車が関係するものは10件に上っているという。蒲田署の佐藤英樹交通課長は「横断歩道で思いやりやゆとりを持った運転をしてほしい」と話した。