直球&曲球

中江有里 「生きやすいコロナ禍」にするために

産経ニュース
中江有里氏(川口良介撮影)
中江有里氏(川口良介撮影)

今年のゴールデンウイーク(GW)は3年ぶりに緊急事態宣言のない連休となった。周囲でも海外、国内での家族旅行やちょっとした遠出をする人もいた。人出は新型コロナウイルス禍前ほどではないというが、感染症対策をしながら楽しむ人が増えて、観光地も明るさを取り戻してきたように感じる。

ところで3日は憲法記念日だったが、先週開催された大阪弁護士会の憲法週間記念行事「コロナと憲法」に参加した。私自身のコロナ禍での生活を振り返りながら、生活に密接する日本国憲法について考える機会にもなった。

コロナ禍の感染拡大に対し、最初に取られた対策は不要不急の外出を自粛することだった。

2年前の春、街から人が消え、あらゆる店舗が閉じた。人々は未知のウイルスに怯(おび)え、不安を募らせた。当時の感染者数と現在を比較すれば今の方がよほど危うい数値ではあるが、マスクや消毒、ワクチン接種など個人での感染症対策が増えたこともあり、それぞれ自由に行動するようにもなってきている。

先だって松野博一官房長官は「人との距離が十分取れれば、野外でマスクの着用は必ずしも必要ではない」と発言された。海外では人々はマスクを外して生活していると知っていても、周囲の目がある日本で外すタイミングが難しい。

しかしそろそろ現在の感染症対策が本当に有効なのか、検証すべき時期でもあろう。

以前から私は花粉症と乾燥対策で年の半分ほどマスク生活をしていたが、さすがに真夏のマスクは息苦しいし、熱中症の心配もある。マスクは強制ではないが、同調圧力が働いたせいもあって、誰も当たり前のようにマスク姿になってしまった。コロナ禍で初めて会った人の顔はマスクのままインプットされ、顔を覚えにくくなった弊害もある。

自由と安全のバランスをはかり、公共交通機関など人が集まる場所は別としても、そうでない時のマスク着用は柔軟に対応していきたいものだ。

さまざまな理由からマスクをつけられない人や子供にとっても生きやすいコロナ禍になるだろう。

【プロフィル】中江有里(なかえ・ゆり)

女優・脚本家・作家。昭和48年、大阪府出身。平成元年、芸能界デビュー。多くのテレビドラマ、映画に出演。14年、「納豆ウドン」で「BKラジオドラマ脚本懸賞」最高賞を受賞し、脚本家デビュー。文化審議会委員。

  1. 名脇役の斎藤洋介さんが死去 69歳、人知れずがんで闘病

  2. 中村玉緒の息子・鴈龍さん、孤独死していた…55歳

  3. 【安保法案特別委採決】辻元氏、涙声で「お願いだからやめて!」と絶叫 民主、プラカード掲げ抵抗

  4. 薬物所持で逮捕…沢尻エリカの身を滅ぼした「ドラッグとセックス」 ささやかれ続けた疑惑、2009年の契約解除も…

  5. 内田理央のおっぱい写真にファン大興奮「一瞬ビビった」「萌え死んだ」