東京都渋谷区の都立広尾病院に18日、顔などに殴られたようなけがをした男性が運ばれ死亡した事件で、警視庁捜査1課が、暴行容疑で、男性を病院に運び込んだ30代の男の逮捕状を請求したことが19日、捜査関係者への取材で分かった。
警視庁によると、死亡した30~40代くらいの男性は、18日午後5時15分ごろ、病院に運び込まれ、その後、死亡が確認された。顔や胸などに殴られた痕が複数あった。男が軽乗用車で男性を運び込み、医師が処置している間に立ち去っていた。
その後、周辺の防犯カメラ画像で男の関与が浮上した。捜査1課は、男と一緒にいたとみられる別の男性からも任意で事情を聴いている。
捜査1課は、死亡した男性の身元や死因の特定を急ぐとともに、事件の詳しい経緯の調べを進めている。