19日午前の東京株式市場の日経平均株価は大幅反落し、前日終値からの下げ幅が一時700円を超えた。前日の米国株式相場が急落した流れを引き継ぎ、小売りや精密機器など幅広い銘柄で売り注文が優勢となった。
午前9時15分現在は前日終値比646円26銭安の2万6264円94銭。東証株価指数(TOPIX)は38・09ポイント安の1846・60。
前日の米ダウ工業株30種平均は急落し、下げ幅は1164ドルに達した。米小売り大手の決算が市場予想を下回り、物価上昇が企業収益を圧迫することへの懸念が強まったためだ。
19日の東京市場でも投資家がリスクを避ける姿勢を強め、朝方からセブン&アイ・ホールディングスやオリンパスなどが売られた。